冬のボーナスで思う。。。日本の給与水準やばい

政治経済

冬のボーナスの季節ですね。

皆さんのボーナスはどうだったでしょうか。

こちらの記事を見ると、半数近くの人が
ボーナスが出ないと回答したそうです。

コロナの影響か、会社の業績悪化が原因でしょうね。

因みに、僕の現職は半導体業界で活況のため、一応出ました。
金額が多いか少ないかは色んな見方があると思いますが、経営状況からすると少ないと感じています。

製造業としては異例とも言える営業利益率30~40%を出しているのですが、給料は中の下、賞与は2か月程度と、並程度。
設備投資も程々なので、かなりの内部留保を出しています。

こんな記事もあります。
賃金「30年横ばい」で先進国から堕ちた日本。次の春闘こそ上げ時、成果なければ経済成長なし

これは本当に憂慮すべきことですね。
日本の経済停滞を助長しているのは、企業が賃金を抑え、内部留保に走っていること。

一方で、こういう記事もあります。
京大教授が論破。消費税の「減税」が日本経済を救う当然すぎる理由

これにはすごい違和感を覚えました。
消費増税が経済停滞の原因で、消費税を下げれば経済は回復すると言っているのです。
価格(税込み)が上がれば消費が落ちるという一般的な理屈はわかりますが、一消費者として、消費税がなくなっても旺盛に消費するかというと、そんな気がしません。
バブル崩壊までの、大量生産・大量消費の時代ではなくなったのは、景気の低迷の影響もあるでしょうが、価値観の多様化だと思います。

「京大教授が論破」なんてセンセーショナルな見出しにしていますが、逆にその道の権威がそんな薄っぺらい論証で論破したと言っていることに違和感が湧いてくるわけです。

閑話休題

twitterでひろゆきさんのつぶやきを見ました。
ひろゆきさんは、ベーシックインカム肯定論者ですね。
僕は元々はベーシックインカムは反対でした。
それは、日本の衰退が進むと思ったからです。
しかし、ひろゆきさんのtwitterを拝読していて、少しずつ洗脳されてきました。
確かに、ベーシックインカムで解決する問題もいろいろあるなと。

そこで、こんなリツイートをしました。

賃金が上がらない(国際的には相対的に賃金は大幅に下がっている)という問題、
先述の内部留保の問題と関連させ、まとめて解決できないかなぁと思った次第です。

恥ずかしながらここ最近ニュースなどあまり見なくなってしまいましたが、この考えは既に議論されているようですね。
企業の内部留保、現預金への課税が衆院選挙の論点に

選挙の時の話のようです。
記事内にいくつかのグラフを出して、「現預金への課税は良くない」と言いたいようですが、
これもピンときません。

・企業の年会資金余剰額
・現預金残高
・金融資産全体に占める現預金の比率

を上げているのですが、背景にある経済状況がわかりません。

例えば、当期の損益状況で判断したらどうかとか、検討の余地はあると思うのですが。。。

記事の趣旨は「分配政策ではなく、構造改革、成長戦略を優先的に進めることが求められる。」
だと思うので、それはわかります。。。

でも、僕は経済の専門家ではありませんが、会社員としてリアルに感じている感覚です。
頑張って利益が出たらボーナスが増える、だからまた頑張るというシンプルな考えです。

利益が出たら、株主や従業員に還元しましょうよ。

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