【知らないとやばい】40代のキャリア戦略どうする?【対策はこれしかない】

キャリアアップ

・45才定年制とか怖いんだけど…
・40代だけど、どんなキャリア形成をすればいいの?
・この先、今の会社で大丈夫かな?
・エンジニアで専門領域が狭いから、転職先が中々みつからない

こう考え、将来に不安を感じている方が多いと思います。

サントリーの新浪社長が「45歳定年制」を提唱して大炎上したのは記憶に新しいところです。

この報道をご覧になって、あなたはどう思いましたか?

最近、大企業の早期退職プログラムという名のリストラが次々に敢行され、45歳定年も現実味を帯びてきました。

既にサバイバルに突入しています。

我々、就職氷河期に社会に放り出された世代が、また犠牲になるのか。

生き残りをかけた最後の戦いに備え、やるべきことをやっていきましょう。

本記事の内容
  1. 40代エンジニアが転職で成功するためのマインドセット
  2. 40代エンジニアが身に付けておくべきスキル
  3. 今すぐやるべきこと

この記事を書いている僕は、

  • 転職経験4回
  • 転職支援サービス利用歴5年以上
  • 利用サービスは、エージェントも含め10サイト以上(主要なところはすべて押さえています)
  • 独立経験あり
  • エンジニア歴20年
  • 普通の会社員
  • 直近では、44歳で中小から大企業へ転職成功

こういった僕が、解説していきます。

本記事は少し耳が痛いことを書いていますので、予めご了承ください。

あと、国の方でも支援活動をしているようですので、お困りの方は相談してみてください。
厚生労働省/就職氷河期世代活躍支援

40代エンジニアが転職で成功するためのマインドセット

冒頭で問いましたが、「45歳定年制と聞いてどう思ったか。」
その答えにヒントがあると思っています。

新浪社長の発言に反発した人は、恐らくリストラの対象になる人でしょう。

その反発した人はどういう人か想像してみます。

・今まで上にいくためにグッと堪えて頑張ってきて、やっと自分の番が回ってくると思ったのに、ふざけんな!

・これまで安い給料でこき使ってきたくせに、使い捨てか?冗談じゃない!

・この年で再就職は無理だろうし、生活できなくなる。どうしてくれる!

といった感じでしょうか。(ネット調べ)

でも、こういった人達は、この失われた30年、何の危機感も抱かなかったのでしょうか。
このまま会社にしがみ続けることができると思ったのでしょうか。
それが不思議でなりません。

厳しい言い方をしますが、その甘い考えが、今の日本の衰退を呼んだのではないかと思います。

心情的にはわかりますよ。

バブルが崩壊して、就職氷河期で社会に放り出され、負の遺産を背負わされて、後処理までさせられるのかと思いますよね。

でももうこれは仕方がないことです。
戦争時代に生まれた方々に比べれば全然恵まれています。
そのようなポジティブな考えに切り替えて、前進していきませんか?

僕らの世代は、会社に頼らず生きるという選択をして、日本を次の世代に引き継がなければならないのかなと思います。

それが僕ら世代の使命だと思って頑張っていきましょう。

会社に頼らない

よく「会社に頼らない」と言いますが、これは独立するとかそういう意味ではありません。
もちろん、独立して起業やフリーランスの道を選ぶのもありですが、皆が皆成功できるわけではありません。
向き不向きがありますので、ここは冷静に見極めましょう。

ではどういうことかというと、「会社・職場が変わっても活躍できるスキルを身に付ける」ということです。

ポータブルスキルと言っても良いと思います。

詳しくは後程解説します。

会社が求める人材になる

「『会社が求める人材』と言われても会社組織が大き過ぎてイメージし難い」という人は、「上司」が求める人材でも構いません。
自分が今何をやるべきなのかを酌んで行動するのです。

組織はチームで成果を上げていくものですから、リーダーはチームの成果を最大化させるのが仕事です。

自分がチームの一員として、貢献できることを考えて行動しましょう。

そうすると、会社は必要な人材として認識してくれますし、職場が変わっても活躍できるはずです。

会社員の仕事は会社の事業活動に貢献することですので、それを忘れないようにしましょう。

自分が辞めても会社は困らない

意外と多いのが、「自分が辞めたら会社や同僚に迷惑がかかる」と心配している方です。

これは、きつい言い方をすると自意識過剰です。

従業員であろうと役員であろうと、一人いなくなっても会社は回りますので、気にしなくても大丈夫です。

そもそも、なぜ転職を考えることになったのか。
家庭の事情など、ごく一部の方を除いては、会社のせいでもあるケースが多いのではないでしょうか。

もし、どうしても気になるようなら、自分がいなくても回るような仕組みを作っておけばよいと思います。

サラリーマンではなくビジネスマンになる

従来型のサラリーマンは、取り敢えず目の前の仕事を処理すれば一定額のお給料を頂けるという職業でした。

でもこれからはその考えは捨てましょう。

自分は会社の一員として社会貢献し、その対価を得ている。
会社の事業を通して稼いでいる。
と考えましょう。

自己肯定感もモチベーションも高まると思います。

そして、成果も変わってくるはずです。

ちょっとした意識の違いで、結果が変わりますので、是非試してみてください。

朝令暮改は当たり前

「またうちの社長、言うこと変わってるよ。。。」
「部長、この前と違うこと言ってる。。。」
って思ったことありませんか?

殆どのサラリーマンがそう思った経験があるのではないかと思います。

このように会社や上司の言ってることが変わっていると思った時に、気を付けなければならないのは、ベースにある哲学や理念が変わっているかどうかです。

理念が変わったり、理念に反する言動をしていれば疑問に思っても良いかと思います。

しかし、理念はそのままで発言が変わることは十分にあり得ます。

経営環境は日々刻々と変わっていますから、経営者は常に考え、行動しています。
「朝令暮改は当たり前」むしろ「朝令暮改は健全」なのです。

それくらいの変化に対応できなければ、世界の変化についていけず、淘汰されていくと思ってください。

会社や上司の愚痴は言わない

仕事絡みの愚痴は、良い酒の肴になりますよね。
でも、それはやってはいけません。

愚痴を言って何か良いことありますか?
言ってる時は少し気持ちがいいかも知れません。
でも、それが明日の活力になりますか?
成長に繋がりますか?

「会社に頼らない」の考えにも通じますが、愚痴を言う暇があったら自分の成長に投資しましょう。

変化に対応していく

世の中の変化のスピードが急激に加速していっています。
それに対してまず危機感を持たなければなりません。

変化に対応できなければ淘汰されます。
現状維持は衰退を意味します。

今日本が衰退していっているのは、まさにこういう状態です。

意識変革が必要です。

自分のキャリアビジョンを描き、キャリアプランに沿って行動する

目の前の仕事をただこなすだけでは会社に頼らない生き方は実現できません。

自分がどういう人生を送りたいのか、そのためのキャリアビジョンを描き、キャリアプランを立てる。

そして、そのプランに沿って仕事をこなしていった方が、ただ仕事をこなすより成果が出ます。
これはスポーツや勉強においても同じです。

仕事の成果だけでなく、自分の成長に繋がりますから、自己投資になるということです。

仕事で給料を貰いながら投資ができるってラッキーだと思いませんか?

勉強する

変化に対応するには、世の中の流れを追い、動きを読まなければなりません。

この変化の速い時代に10年20年先を予見するのはとても難しいことです。
しかし、数年先なら可能です。

そのためには、情報を集めなければなりません。

つまり、勉強しなければならないということです。

結局ここに辿り着きます。

僕も多くの方と同様、学生時代はまったく勉強していませんでした。

就職してから危機感を抱くようになり、勉強を始めたクチです。

勉強するのは大変ですが、これも生き残るために必要だと思ってください。

ただガムシャラにやるのはしんどいだけで長続きしませんから、気軽に生活の一部に取り込むような感じでやるといいと思います。

40代エンジニアが身に付けておくべきスキル

まず前提として、年齢が高い程転職はし難いということを理解しなければなりません。

こんなことを言うと「年齢差別だ」とか言う人が出て来ますが、そういうレベルの低い話ではありません。

例えば、仮にAさん(30歳)とBさん(40歳)の応募者がいて、スキルは同等、人格はどちらも良い。
どちらか一人を選ぶ時にどちらを選びますか?

普通30歳の方ですよね。

理由は単純。

30歳と40歳で同じスキルということは、30歳のAさんが成長が速いか、40歳のBさんが成長が遅いか下手したら成長が止まっている可能性があります。

そうなると、Aさんの方が伸びしろがあるという判断をするのが自然です。

年齢で判断しているのではなく、ポテンシャルや成長性で判断しているのです。

つまり、40代の人は、30代の人と同じスキルレベルではダメ。
年相応のスキルを求められるということを理解しておきましょう。

ではどのようなスキルを身に付けておけば良いかについて説明していきます。

社会人基礎力

「社会人基礎力」と聞くと、
「オレもう社会人20年やってるし、いまさら」
と思う人もいるかも知れませんが、社会人基礎力の中身が変わっているということを認識しなければなりません。

従来型の社会人基礎力は「行動力・論理的思考力・協働力」の3つの力を辺にした平面構成のようなイメージです。

一方、新型の社会人基礎力は「どう活躍するか【目的】・どのように学ぶか【統合】・何を学ぶか【学び】」の3つの視点を持って、旧型の3つの力と立体的に構成された状態のイメージです。
これを「人生100年時代の社会人基礎力」と呼んでいます。

45歳定年制ではないですが、しっかりとしたキャリアビジョンを持って、戦略的にプランニングしていかなければならないということです。

従来型社会人基礎力

人生100年時代の社会人基礎力

【出典】社会人基礎力(経済産業省)

ポータブルスキル

ポータブルスキルとは?
初めて聞いた方もいらっしゃると思いますので簡単に説明すると、「持ち運び可能なスキル」つまり、「他の会社でも通用するスキル」ということです。

具体的には、
『専門技術・専門知識』

『仕事のし方』

  • 課題を明らかにする
  • 計画を立てる
  • 実行する

『人との関わり方』

  • 社内対応
  • 社外対応
  • 部下マネジメント

に構成要素を分類しています。

下図のようなイメージです。

【出典】”ポータブルスキル”活用研修 講義者用テキスト(厚生労働省)

変化への適応力

上記の経産省・厚労省の資料でも示されている通り、戦略的なキャリアプランニングと、それを実行する転職が必須の時代になります。

そうなってくると、益々「適応力」が必要になってきます。

先述の「時代の変化に対応していく」にも通じるのですが、経済や技術の移り変わりだけでなく、人材の流動性が高まることによって職場環境の変化も大きくなります。
そういったより身近な環境の変化にすぐに順応できる能力が即戦力に繋がっていくことになります。

こちらの記事も参考にしてみてください。

今すぐやるべきこと

ここまで読んで頂きありがとうございます。

正直なところどう思われましたか?

僕は「これは大変な時代になったな」と思いました。

でもこれからはもっと大変になっていくでしょう。

今は過渡期なので、まだそれほど苦労はないはずです。
だから、逆にチャンスでもあるのです。
まさに先行者利益。
早いもの勝ちになりますので、すぐに行動を始めることをお勧めします。

「すぐやるべきこと」は「転職活動」になります。

転職活動のやり方につきましては、こちらの記事を参考にしてみてください。
転職活動の進め方 簡単4ステップ【知らないと失敗する本質について解説】

転職活動は本当にメリットが沢山ありますので、やらない理由が見つかりません。

「転職活動をしましょう!」
と言っても
むやみに「転職をしましょう!」
と言ってるわけではありませんので、くれぐれも誤解のないようにお願いします。

繰り返しになりますが、
「転職は目的ではなく手段」
「転職活動をする」≠「転職をする」
ということを忘れないでください。

ぜひ転職活動をはじめて、明るい未来をゲットしましょう!

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